「アドリブ」の勘違い…?
「アドリブをしてみましょう」
というと、
「次は何の音を出そう?」
「どのフレットを押さえよう?」
という具合に
音を出すことに意識が
集中してしまう方が多いです。
ですが、実際のフレーズというものは、
音を詰め込むだけでなく、
弾かないところ、
つまり「休符」も
演奏の幅を広げてくれます。
今回からは、音使いでなく、
「リズム」に注目して、
アドリブの幅を広げていきましょう。
メロディ発想力トレーニング
今回はSTEP3です。
こんにちは!
アドリブの専門家
島田沙也加です
▼前回の記事▼
http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/2016/12/13/post-2527/
そのイメージは実はクライマックスである
冒頭で述べた通り、
アドリブにおいて、
【弾き続けていなければならない】
という「思い込み」を
持つ人が多いのです。
ギターソロであれば、
一番オイシイ、というか
身体的にも難しい「早弾き」シーンに
意識が向くことが多いです。
特に、邦楽ロックなどでは、
ソロはクライマックスに
現れることがほとんどです。
1番、2番と歌が入って、
ギターソロが入り、
最後のサビに入る。
というのは王道の流れですね。
そのようなソロのイメージのまま
メロディを弾き続けるのは
とても難しく感じるでしょう。
実際によくある曲の構成
では、例えば、
この曲を例にとってみましょう。
ポルノグラフィティ/ヒトリノ夜
歌の間奏に入るギターソロは
曲の構成自体でクライマックスでもあるので、
全体的に激しいフレーズで
あることが多いです。
大体のギター少年は、
一番難しいところを
特に練習する傾向があります
(私を含めて(笑))
その一番盛り上がったところの
イメージのままアドリブで
全編通そうとするので、
果てしなく難解に感じてしまう
というわけなんですね。
そうやって、弾くことも難しいのですが、
ずっと音が詰まっていると
実は、聴いている側としても
実は息が詰まって聞こえるもの、
なんです。
演奏を聞く耳を変える
普段からかっこいいフレーズ探しを
するのも大切ですが、
「そのフレーズは
どこで切れているだろうか?」
=フレーズが呼吸するタイミング
「休符はどんな風に
入っているだろうか?」
=「間」の感じ方
というように
【休符やフレーズの区切りに
意識を向ける】
こういった聴き方を
してみましょう。
音を鳴らすだけが、
プレイではないのです。
休符が入る「間」も
プレイの一環!
自分の好きなソロは
どうでしょうか?
この意識で聞いてみてくださいね!
次の記事はこちら!
ただいま準備中です!
メロディ発想力5STEPトレーニング
http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/page-2509/