Jazz、Funk、R&B、Rockなど、音楽のジャンルを指す言葉はたくさんありますね。なんとなく使っていても、どんな音楽を具体的に指しているのかわからない!ということもありますよね。
今回は、ロックとファンクの違いについてお話していきましょう。
こんにちは!サヤカです
16ビート=ファンクか?
8ビート、16ビートなど、基調になる音符の長さによって、ジャンルを分けるのは、日本独特の呼び方のようです。
今回お伝えするのは、「ファンク」というジャンル。
いわゆる16ビートと呼ばれる音楽ですが、2タイプの感じ方があることを知っておくと、よりファンクというジャンルを楽しめるようになるでしょう。
2つの「16ビート」
ソウル、R&Bなど、「タメ」のある16ビートと8ビートのノリのまま、更に音符を細かくしたロック寄りの16ビートがあります。
譜面的な表記は同じでも、演奏する人が、体の中で感じているリズムが変われば、全く違う「ノリ」になるのです。
「タメ」を感じるファンク
「タメ」を感じるファンクがいわゆる「黒人リズム」と言われるリズム感です。「グルーヴ」という言葉は、狭義的にこうした「黒人リズム」的なノリについて、指すことが多いです。
リズムを意識するとき、まずギターは持たずに、曲を聴きながら、腕を使ってリズムを感じる練習をすることが大切です。
「1、2、3、4…」の表拍で上を腕に振り上げ、その1拍の間は、下に向けてくるっと円を描くようにして、リズムを感じます。
このとき注意したいのが、「1,2,3,4」というカウントのタイミングで【下から上】に、とるのが黒人リズムの感じ方の独特なところです。ココをノリ間違えると、上手にノレません!
▼リズム感トレーニング
実際に音楽を聞きながら、腕を動かしてみましょう!
タメのないファンクロック
16分音符を細かく感じるリズムであっても、ロック色の強い音楽もあります。
例えば、この曲。ゲスの極み乙女。の「私以外私じゃないの」
同じ16分音符系でも、ロックは、拍に合わせて足踏みするように【下に沈む】ようにしてとります。テンポに合わせて体を動かせば、ノレていると感じやすいので、日本人はコチラのタイプのほうが親しみやすいと感じる人が多いでしょう。
スウィングはファンクに通じる
ジャズのスウィング(4ビート)は、ファンクに通じるグルーヴで、1拍の裏が、次の拍に近づくような「ノリ」を持っています。
スウィングは、すいすいと前に進む感じやゆらゆら揺れる感じで乗るリズムですが、ファンクは、タテの動きとキレを感じる、という点で違いを感じるかと思います。
スウィングのリズムを押さえておくと、よりファンクのノリが出しやすくなります。
▼スウィングのリズム
只今準備中ですm(_ _)m
楽器を置いて、リズムを感じよう!
リズム・ギターが上手く弾けない。アドリブがイマイチ乗れない。
そんなときは、「基礎練習が足りていない」という状態です。
ここでいう「基礎」とは、他の要素が入ってこない練習を指しています。
リズムに乗れないのに、ギターを弾こうとすると、「ギターを操作する」という要素があるので「リズムに乗る」ことに集中できません。
弾きたい気持ちを押さえて、リズムを聴く練習を入れることで、実際の練習時間は少なくて済みます。
一見地味な練習かもしれませんが、ギターがより楽しくなること間違いありません。ぜひ、実践してみてください^^
▼リズム理論まとめ
http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/page-2734/