【ギター】ピックがずれる・飛ぶ・引っかかる原因は?ストロークやピッキングのコツ

こんにちは!サヤカです

ピッキング・ストローク時にピックがずれる、飛ぶ、引っかかる感じがするというお悩みを持つ方は少なくありません。

これらは、ピックの持ち方&振り方どちらかに原因がある可能性があります。

今回は、快適にピックを使いこなすためにピックの持ち方から、振り方まで細かくピックに関することをまとめました。

 

正しいピッキングは後回しにすると危険…!?

ピックの持ち方を、ちまちま気にするより「とにかく、まず弾きたい!」と考えていた島田少年は、ピックの持ち方より、何より大好きなBUMP OF CHICKENのスコアを買ってコピー!というような練習をしておりました(笑)

もちろん、持ち方を気にしすぎたために、ギターがつまらなくなっては、本末転倒ですが、演奏をより良くするカギを握っているのが何を隠そう、今回の「ピックの握り方&振り方問題」なのです。

 

ピッキング&ストロークを改善するメリットは?

極端な話、1音を鳴らすだけでもプロと初心者は違います。つまり、ピッキングだけで、上手いか下手かは決まってしまうということなんですね

ピッキングを改善するだけでも、今までコピーしたことのあるフレーズのクオリティが上がり、ぐっと良い演奏に聴こえるようになる。そんな変化を感じられるようになるでしょう。

ピックがずれる・飛ぶ原因はピックが当たる角度?

ピックを振る度に、手の中でピックが回ってしまう

そんなあなたは、「ピックの振り方」が問題かもしれません。

ピックが弦を通る時の軌道や角度が悪いと、どんどん手の中でピックが回ってしまいます。演奏を途中で止められないときは、ピックが飛んでしまうことも。

ピックが引っかかる原因は「握りすぎ」

これはコードを押さえる左の手にも言えることですが、独学ギタリストの9割は『力みすぎ』た状態で弾いています。

アーティストというのは、ライブのパフォーマンス的に派手に弾いたり、ツラそうな顔をして弾いたりしますが(笑)無駄な力が入らず、楽な状態、つまり「脱力」している状態が、演奏上は、良いです。

ピックの持ち方、振り方ともに力が入りやすいトラップがありますので、細かくチェックしていきましょう。

 

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「正しいピックの持ち方」…なんてナイ!?

さて、ピックを振る前に「持ち方」から確認です。

「正しいピックの持ち方」というのは基本的にありません。

最終的に、アンプから「良い音」が出ることが大切で、それが自分にとって「正しい持ち方」なのです。なので、持ち方を基準に、何が「正しい」かということを決めるのは、少しキケンです。

これは、だから良い音になるようにピックを持てば良いんだよ、という話ではなく(笑)ピックの持ち方に自信を持つために、最後は、良い音が鳴っているかという基準で判断しましょうということです。

これを最初にお話したのは、ここに書いてある持ち方のコツを暗記して欲しくないからです。

では、まず「良い音」を出すための一番スタンダードな持ち方から、始めていきましょう。

 

良いピックの持ち方

1.人差し指はOKサインを作る要領で軽く曲げましょう。

 

2.ピックの先端を人差し指の先端に向けて置きます

 

3.親指は、ピックの上に自然に置きます。

 

この時、親指が曲がったり、親指の付け根が固くなっていたら、『力みすぎ』です。親指でピックのフタをするように置きましょう。

4.ピックが安定するように少し人差し指先端を手の内側に向けます。安定しやすい場所を探しましょう。

 

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ピックの選び方

ピックをどう持つか?の話をしてきましたが、どんなピックを持つか?という問題もありますね。

ピックの振り方を矯正したい!という方は、ぜひ、「セルロイド」素材のピックを使ってみてください。これは削れやすいピックで、自分の癖を見ることができます。

ピックの厚み

弦に引っかかる感じは、弾いていてとてもストレスな感じがします。

そのために、柔らかく薄いピックを選んでいる人もいるかもしれませんが、それでは何の解決にもなりません。

一度1mmのハードのピックにして練習しましょう。

ピックが薄いと、音も芯がなく、薄くなりやすいです。

良いピッキング(単音)になる5つのコツ

1.弦に乗せない(アタックを短くする)

2.振りはなるべく小さく、やさしく

3.両手のタイミングは同時

4.どの弦でも親指と弦の位置を変えない

5.手首で振らない

弦に乗せない(アタックを短くする)

弦にピックを乗せてから、ピッキングをする癖はついていませんか?

なるべくピックが弦に触れることで、音が切れないように注意しましょう。

振りはなるべく小さく

振りが大きいと、ミスタッチも増えます。

また、弦を弾いたときにばちん!とちょっと耳に痛いような音がするようであれば、もっとやさしく、ソフトにピッキングしましょう。

両手のタイミングは同時

左手で押さえてから、右手でピッキングするという癖がついてはいませんか?

これらがなるべく同時のタイミングになるように心がけましょう。

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どの弦でも親指と弦の位置を変えない

手首を何処か置いて固定してしまうと弦によって、ピックの当たる角度が変わってしまい、安定したサウンドが得づらくなります。

 

ピックを弾きたい弦のところに運んであげるそんなイメージで弾きましょう。

 

手首で振らない

手首を曲げ、手首を振るような形でピッキングしていませんか?

 

 

この振り方はキケンで腱鞘炎になる可能性もあります。ピッキングをする時は手を表裏に返す動きと同様に腕の動きを使います。

 

 

小さく腕から動かしましょう。

 

やってみよう!ピッキング練習

ピッキングを安定させるために「クロマチック・スケール」の練習をオススメしています。

やり方

例えば、3弦5フレットから人差し指スタートで、1フレットずつ、中指、薬指、小指と押さえていきます。

 

どのフレットから練習してもOKですが、1本の弦で横に進むときと6弦から縦に進むときの注意点を気にしながらやってみてください。

 

1本の弦で横に進むときの注意

5678、6789…(フレット)というように横に進むとき、高い音になるほど、

揺れる弦の長さは短くなるわけですから、同じ力で弾いていると、音の大きさにばらつきが生まれます。

なるべく、音の大きさが均等になるよう「ピッキング」の加減で調節しましょう。

 

複数の弦をまたいで縦に進むときの注意

6弦5678フレット

5弦5678フレット

4弦56…


というように縦に進むときの注意点です。

横に進むとき同様、音量にも注意が必要ですが、もうひとつ、「巻き弦」を擦る音が鳴らないように注意して弾きましょう。

弦を押さえる力が強すぎると、離すときに、きゅっと雑音が入ります。

これを鳴らさず、きれいな演奏を心がけましょう。

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良いストロークのための5つのコツ

ここからは、コードなど、複数の弦を鳴らすときのコツをお話していきます。

基本の大切なことは、単音のピッキングと変わりません。

コードのときに特に注意したいポイントを5つ解説します。

 

1:6本を一度に鳴らす気持ちで

2:弦に対して、軌道は垂直

3:ピックを寝かせない

4:指の間でピックがぱたぱた動くのを感じる

5:大きく振る

 

6本を一度に鳴らす気持ちで

ピアノをイメージしてみましょう。

ピアノは、鍵盤を同時に押すことで同時に音を鳴らすことが出来ますが、ギターは6弦と1弦でわずかなタイムラグが生まれますね

ギターでもなるべく、6弦から1弦まで同時に鳴るように素早く振ります。

 

弦に対して、軌道は垂直

ギターを低く構えている人は要注意です。

ギターが低い位置にあるということは、すべての弦をきれいに鳴らすためには腕が振りづらいポジションにあるということです。

最初は、腕の振りやすい高めの位置でギターを構えて、キレイにストロークを描くコツを掴んでからの方が、少し振りづらい高さでも良い音が出せるようになりますよ。

 

ピックを寝かせない

これ、私の生徒さんの中でも、特に多いコードストロークの悪い癖で、私も通ってきた道です(笑)

力強くピックを持っていると、どうしても弦にピックが引っかかる感じがストレスになり、最終手段として、ピックを寝せて振ることによって、抵抗を減らすという手段を自然と、とってしまうのです。

 

 

力が入ったコードストロークは、バチバチと耳に痛い音がするので、ピックを寝かせることで、痛い音も緩和され、上手くなったような気分になりますが、実際、ピックを寝せると「ハリ」のないサウンドになってしまいます。

ボディに対して、ピックは垂直になるように気をつけましょう。

 

 

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指の間でピックがぱたぱた動くのを感じる

ストロークのときも、ピックを強く握りしめないことがとても重要です。

弦に当たる度に、ピックが親指と人差指の間でぱたぱたぱたぱた…と心地良く動きます。

大きく振る

細かい動きを確認しながら、大きく振りましょう

胸の高さくらいまで、手を上げ、振り落とします。

6弦に引っ掛けてスタートしたり、小ぶりにならないように注意しましょう

やってみよう!ストローク練習

Aのコードだけ、もしくはコードを押さえず、ブラッシングなど左手は動かさずに右手に集中して練習しましょう。

お悩み1:アップストロークが上手く鳴らない

多くの人が苦手とするアップストローク。多分に漏れず、もちろん私も苦手でした^^;

ですから、半年〜1年以上は集中して同じ練習を頑張りました。

ストローク練習はやっぱり大事だし、やっていて心地良いので、今でも、毎日よく練習します。

さて、アップストロークがうまくいきづらいのは腕を上げる運動のほうが力みやすいからですね。

ダウンストロークでは、腕を振り落とすので、重力のまま落ちていきますが、アップは重力に逆らうわけです。

ピックを持つ力みに注意しながら、人差し指でピックを運び上げる感覚で動かしましょう。

 

お悩み2:カッティングでピックがズレる・飛ぶ

カッティングは、基本的に16分音符以上の細かい音符を演奏することになる「速い運動」です

この「速い運動」をマスターするためには、4分音符や8分音符でキレイにコードストロークすることをマスターすることが近道です。

コードがきれいに弾けないのに、それ以上に難しいカッティングを練習しても、上手くいきません。慌てず、焦らず、ストロークを丁寧に練習していくことで、確実にカッティングも上達していきますよ^^

ピックの使い方やストロークについては、ほんとに大事です。ここが上手くいくかどうかで、練習が楽しくなるか、ストレスが溜まるかを大きく左右します。

 

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