1日で良くなるメロディの聴き方〜絶対にやってはいけないキケンな練習法シリーズ〜

音楽を聴き分ける力を「音楽力」と私は呼んでいますが、「音楽を聴く力」は、じっくり年数をかけて磨いていくものもあれば、たった1日で変化するものもあります。

 

今回は、1日で変われる音楽の聴き方についてお話ししていきましょう。

 

こんにちは!サヤカです

 

「1日で変われる」ということは聴き方を間違えている、ということ。

 

ほんのちょっとのところに気づけるか?気づけないか?で「NGな聴き方」を続けていると音楽力は一向に上がらない、かなり危険なポイントでもあります。

 

やってはいけないメロディに関する練習法

✓ギターソロ(メロディ)は、TAB譜で覚えている

✓移動ドではなく、実音で判断した方がいい

1つの音だけ聞き続けて、頑張れば、音感が身につく

 

これらは、全てメロディ、音感に関する間違った練習法です。

もし当てはまるものがあれば、今日から改善していきましょう!

TAB譜に頼った結果、4年間の練習時間が無駄になりました

私は、ギターを始めた頃、「音楽=楽譜を再現する芸術」だと思っていたので、最初の4年間はずっとTAB譜を見て、練習していました。

音感もなく、耳コピも出来ない。

そんな4年間でしたが、TAB譜に頼るのを辞めて、「ドレミ」で音を判断するようにしたら、音感がつき、耳コピも苦労しなくなってきました。

 

TAB譜を使って弾いている人は、十中八九「何の音を弾いているのか」知らずに、演奏しています

カラオケにも似ていますね。「ドレミ」で音程を把握しながら、歌っている人はほとんどいないはず。

カラオケに行き続けたら、音感が良くなる、ということはないですよね。もし、そうならば、カラオケ大好きな女子高生は、みんな素晴らしい音感を持っているはずです。

同じように、TAB譜で練習し続けても、音感は一向に良くなることはないのです。

移動ドなんて、カッコ悪い

これはどうしようもなく恥ずかしい話ですが、「絶対音感」への憧れを捨てきれず、なんとか「移動ド」で聞かないようにしていた時期がありました(笑)

絶対音感というのは、楽器の音のみならず、踏切の音、生活の物音まで、全て音名で判断できる(人もいるらしい)代物で持っていない人からしたら、まるで超能力!(笑)

 

ちなみに、大人になってから、絶対音感はつきません。

ですから、「移動ド」で判断できるように訓練をしたほうが、手っ取り早く音感を身につけることが出来ます。

そうは言われても、にわかに信じがたい…という方は、大人が絶対音感が身につかない理由を別の記事で書いていますので、是非読んでみてください!

▶「なぜ大人は絶対音感を身に着けられないのか

 

「移動ド」については、このあと説明していきます。

 

毎日聞き続ければ、音の高さも覚えられるんじゃないか?説

これは、実際、本当みたいです。

 

かくいう私も、コレを実感したのは、弦を張り替える時のチューニングで、チューナーを使わずに、ピッチまで正確にチューニングできるようになったときです。

 

その日は、弦を張り替えるまで、数時間練習していたので、その時の音程の記憶が残っていたのでは?と思います。

 

しかし、音感を身につけるためだけに、毎日1つの音だけ聴き続けるだけの精神力があったら、普通に毎日練習したほうが、楽しく音感が身につくと思うので、「やってはいけない練習」に含めました(笑)

音感をつけるには、どう聴けば良いの?

「やってはいけない練習」が分かったところで、音感が良くする正しい練習の話をしましょう。

 

音感を鍛えるには、メジャー・スケールで判断することがポイントです。

 

大体の歌やメロディは、メジャー・スケールやメジャー・スケールの応用で捉えることができます。

しかし、TAB譜を使っていたり、音程を知らずに歌っていたりすると、この法則に気づかない!ということが起こります。

 

メジャー・スケールというのは、全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音の法則で並ぶ音の配列。

※全音は2フレット分、半音は1フレット分

「ド」から始まるドレミファソラシドは、「Cメジャー・スケール」というわけです。

 

ドレミファソラシドというのは、実際の「音の高さ(音高)」についた名前ですが、全音・全音・半音…という間隔で弾くと、どの音からスタートしても、「聞こえ上」、ドレミファ…と聞こえます。

ドの位置が移動するように、聞こえることから「移動ド」と呼びます。

例えば、実際の音の高さが「本名」だとしたら、移動ドでの呼び方は、「役名」のようなものです。

練習するときは、必ずこの意識で聞きます。そうすることで、メロディの動き方がわかるようになってきます。

「メジャー・スケールで聞く(移動ドで聞く)」本当の意味

この聴き方を深めるために、キャラクターの違いに耳を傾けていきます。

メジャー・スケールの一番重要なところは、キャラクターが現れるところです。

 

例えば、ドレミファソラシドと弾いたとき、「ミ→ファ」と「シ→ド」は、同じ半音の動きですが、「シ→ド」の方が、少しキツイ響きに聞こえますよね。

 

こうしてキャラクターに耳を傾けることで初めて、移動ドで聴く効果があります。単純に呼び方を変えるだけではないのです。

この聴き方に変えた結果、私は音感を身につけることが出来ました。

 

あなたも間違った聴き方をしていたら、今日から!直していきましょう。

 

 

 


お名前(姓名)
 
メールアドレス
受信形式
 画像つきメール
文字メール
※携帯のメールアドレスでご登録の方は、
「文字メール」を選択してください。