コードの聴き方
人間の血液型が4タイプあるように
コードの性格(機能)は、
3つのタイプで分けることができます。
別の記事で、
コードは落ち着き・盛り上がりの
2択で判断しよう!
と書いていますが、
3タイプに分けることは、
分析やコードの発展には
欠かせない知識です。
▼コードは2択で捉える!
http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/2015/09/14/post-728/
こんにちは!サヤカです
基本は3コード
コード進行において、
■トニック
■ドミナント
■サブドミナント
の3つの性格があります。
キーはCで考えていきましょう。
ダイアトニック・コードの
C・F・Gが
主要3つのコードです。
コードの分け方
ダイアトニック・コードは
全部で7種類ですが
残りの4つのコードは、
C・F・Gの
そっくりさんとして
同じ機能に分類されます。
(「代理コード」と言います)
同じ機能(そっくりさん)として
分類されるのは、
コードの構成音が
3つのうち2つ同じ音からできている
コードを指します。
※4和音であれば、3つが同じ音になるコード
トニック
主要コードは「C」
落ち着きを感じるコード。
また、「終わった〜」
という感じ(終止感)を
感じるコードです。
ドミナント
主要コードは「G」
盛り上がりのコード。
「G」のルート音である
「ソ」から
落ち着きコードの「ド」
に向かう「ソ→ド」の流れは、
一番力強い「音の動き」を感じます。
▼「C」2小節と「G」2小節の繰り返し
★ドミナント・モーション
特に、4和音の「G7」→「C」
というコードの動きは
ぎゅっとした緊張から
ふーーーっと解放されるような
力強い「音の動き」を感じます。
これを「ドミナント・モーション」
といいます。
ドカ盛りコードです。笑
▼「C」2小節と「G7」2小節の繰り返し
サブドミナント
主要コードは「F」
これも盛り上がりコード。
「F→C」の進行は、
「G→C」の進行より
穏やかな感じで「終わった〜」
と感じます。
聴き比べてみましょう。
▼「C」2小節と「F」2小節の繰り返し
コード進行は、流れで捉える!
コード進行は、
ジェットコースターのようなもので、
なだらかに次のコードに行ったり、
大きく駆け上って、
次のコードへの緊張感が高まったりします。
そんな「流れ」を意識しながら
聴くことがコードを聴くポイントです。
『「C」だからトニックだ…!』
と考えていては、
あっという間にコードは流れてしまいます。
実践で使うときは、
コードの緊張感(盛り上がり感)に
耳を委ねましょう。
▼次の記事はこちら!
http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/2017/02/04/post-2895/
▼アドリブコード理論まとめ
http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/page-2886/
▼基本のアドリブ音楽理論まとめ
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