【音楽理論】ディグリー・ネーム(ナンバー・システム)

「分析」に役立つ音楽理論

今回は、コード進行を分析するために役に立つ「ディグリー・ネーム」についてお話していきます。

コード進行を分析できると、

・感覚的に聴きやすくなる
・移調できる(キーを変えられる)
・コード的なアプローチをするアドリブに役に立つ
というメリットがあります。

コードを分析する「ディグリー・ネーム」をおさえていきましょう。

 

こんにちは!サヤカです

「ディグリー・ネーム」とは

「ディグリー・ネーム」というのは、ダイアトニック・コードに対し、ローマ数字を当てはめて、分析する方法です。

ダイアトニックコードとは?

ダイアトニック・コードとは<知識編>【ギターで覚える音楽理論】

 

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なぜローマ数字に置き換える?

重要なことは、キーが変わっても、コードの性格(機能)変わらないということ。

 

例えば、1番目(Ⅰ)のコードは

・メジャーコード

・落ち着きコード

 

2番目(Ⅱm)のコードは

・マイナーコード

・盛り上がりコード

 

であるという特徴は、キーが変わっても変わらない、ということです。

 

【音楽理論】ダイアトニック・コードとは<実践編>

徹底比較!「キーC」VS「キーF」

と、説明してきましたが、言葉で覚えることは音楽理論の覚え方としてよくありません。

 

聴いてみて、自分の感覚と理論をリンクさせることが音楽理論習得のコツです。

 

ポップスやまた、ジャズでも多用される「Ⅰ-Ⅵm-ⅡmーⅤ」というコード進行をキーFと場合とキーCの場合で聴き比べてみましょう。

 

1)キーCの場合

:C-Am-Dm-G

 

2)キーFの場合

:F-Dm-Gm-C

 

同じような、落ち着き・盛り上がりのコードの波が聞こえてくると思います

コードの聴き方

「コードの耳コピができません」という方は多くいらっしゃいます。

 

前述した通り、コードはキーが変わると、性格(機能)が変わってしまいます。

 

キーCでは、落ち着きコードだった「C」もキーFでは、盛り上がりコードです。

 

性格を聞き取ることができずに、コードを探しているとしたら、難易度はウルトラ級です(笑)

 

こうしたコードの性格をまず聞くようにしてみましょう。

 

そもそも、どうしてコードができるのかわからない…という方はまず、メジャースケールからチェックしてみてくださいね。

▼メジャースケールとは?

【音楽理論】メジャー・スケールとは<知識編>

アドリブ音楽理論まとめ

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