「分析」に役立つ音楽理論
今回は、コード進行を分析するために役に立つ「ディグリー・ネーム」についてお話していきます。
コード進行を分析できると、
・移調できる(キーを変えられる)
・コード的なアプローチをするアドリブに役に立つ
コードを分析する「ディグリー・ネーム」をおさえていきましょう。
こんにちは!サヤカです
「ディグリー・ネーム」とは
「ディグリー・ネーム」というのは、ダイアトニック・コードに対し、ローマ数字を当てはめて、分析する方法です。
▼ダイアトニックコードとは?
なぜローマ数字に置き換える?
重要なことは、キーが変わっても、コードの性格(機能)は変わらないということ。
例えば、1番目(Ⅰ)のコードは
・メジャーコード
・落ち着きコード
2番目(Ⅱm)のコードは
・マイナーコード
・盛り上がりコード
であるという特徴は、キーが変わっても変わらない、ということです。
徹底比較!「キーC」VS「キーF」
と、説明してきましたが、言葉で覚えることは音楽理論の覚え方としてよくありません。
聴いてみて、自分の感覚と理論をリンクさせることが音楽理論習得のコツです。
ポップスやまた、ジャズでも多用される「Ⅰ-Ⅵm-ⅡmーⅤ」というコード進行をキーFと場合とキーCの場合で聴き比べてみましょう。
1)キーCの場合
:C-Am-Dm-G
2)キーFの場合
:F-Dm-Gm-C
同じような、落ち着き・盛り上がりのコードの波が聞こえてくると思います
コードの聴き方
「コードの耳コピができません」という方は多くいらっしゃいます。
前述した通り、コードはキーが変わると、性格(機能)が変わってしまいます。
キーCでは、落ち着きコードだった「C」もキーFでは、盛り上がりコードです。
性格を聞き取ることができずに、コードを探しているとしたら、難易度はウルトラ級です(笑)
こうしたコードの性格をまず聞くようにしてみましょう。
そもそも、どうしてコードができるのかわからない…という方はまず、メジャースケールからチェックしてみてくださいね。
▼メジャースケールとは?