ちょっとややこしい度数の読み方【応用編】

音程の表現には、メジャーやマイナーに加えて、日本語バージョンも存在します。

「長◯度」とか「完全◯度」とかの呼び方ですね。

 

この日本語バージョンは、ちょっとお堅くて、私も苦手でした^^;

 

どの言葉を使うかは、使う人によって「クセ」があるので、日本語バージョンも知っておくと、理論書などの理解がスムーズになるでしょう(^_^)!

 

こんにちは!サヤカです

 

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音程を表す「度数」とは

音楽用語には、音程を表す表現があります。それが、【度数】と呼ばれるものです。

 

「◯の音」と「×の音」の高さは、どれくらい差があるか?を「〜度」という言葉で表します。

 

よく「2つの音の高さの差」って、書かれるんですけど、発音したゴロの悪さが嫌いです←どうでもいい

部屋の広さが何cm2ではなく、「何畳」って表されるような感じですね。

 

 

完全・長・短・増・減

度数の表記には主に、この5種類の表現が使われます。(他にもありますが、まずは5種類。)

 

まずは、基本のメジャースケールを見てみましょう。

 

高さの「差」なので、完全1度というのは、「ド」と「ド」で同じ音を指します。

 

 

空いたところも、度数で数えてみます。

 

 

…と、色分けしてみました。

 

順番に説明していくと、たぶん混乱して音楽理論を罵倒し始める人が増えるので(笑)ここからは、私が厳選した「度数のややこしいところ」を説明していきます

 

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ややこしいポイント①上か下かで表現が変わる

例えば、「ド」から「ラ」

 

高い方の「ラ」は長6度上、低い方の「ラ」は短3度下、と書かれます。

 

※3フレット分は「短3度」

 

使用例)マイナースケールの説明

メジャー・スケールを短3度下から弾くと、マイナー・スケール。

→ドレミファソラシドがCメジャー・スケール、ラシドレミファソラがAマイナー・スケールということ。

 

転回音程

先程の例で、「ド」から高い方の「ラ」に数えると「長6度」、低い方の「ラ」に数えると「短3度」という数え方になりましたね。

 

このように、同じ音のまま、上下を入れ替えた音程を「転回音程」と呼びます。

転回音程は、元の音程が「長」なら「短」に、「完全」は「完全」のままになります。

 

例の「長6度」のように元が「長」のつく音程は、転回音程が「短」のつく「短3度」になっていますね(^_^)

 

「完全4度」を見てみましょう。例えば、「ド→レ→ミ→ファ」と高い方に数えていくと「完全4度」ですね。転回音程は、「ド→シ→ラ→ソ→ファ」と低い方に数えていき、「完全5度」になっています。

逆に、「ド」を高い方に「ファ→ソ→ラ→シ→ド」と数えても、「完全5度」で同じことがいえます。

 

特に「6度」は離れていて、数えづらいので、「3度」を転回させることで、度数は導きやすくなりますよ(^_-)-☆

 

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ややこしいポイント②同じ音でも違う名前がつく

ホント嫌ですよね〜、コレ。はっきりしてくれって感じです(笑)

 

例えば、「ファ#」は「ソ♭」と同じ音程。(「異名同音」と呼ばれます。)

 

なので、「増4度」って呼ばれたり、「減5度」って呼ばれたりします。

 

使用例)トライトーン

「ファ」と「シ」を同時に弾くと、きつ〜いサウンド(不協和音)になります。

この音程(増4度音程・減5度音程)を、トライトーンと言います。

 

▼トライトーン(びっくりします!再生注意!)

 

※指折り数えて、「ファ・ソ・ラ・シ」と「シ」が4番目に来るので、「増4度」

 

「ファ・ミ・レ・ド・シ」と「シ」が5番目に来るので、「減5度」と書きます。

 

ややこしいポイント③短も長もまとめて呼ぶ

例えば、「3度」。

 

長3度であっても、短3度であっても、ひっくるめて「3度」と表現するコトがあります。

 

使用例)3度堆積(たいせき)

前提ですが、音楽理論は、音楽のことを難しく説明しています(偏見)

 

3度堆積というのは、「ド・ミ・ソ」のようにメジャースケールを1つ飛ばしに重ねた和音のことです。

 

「ド→ミ」は「長3度」、「ミ→ソ」は「短3度」ですが、ひっくるめて、「3度」と呼びます。

 

3度ずつ積み上がるので、【3度堆積】ということです。

 

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一度に覚えられなくてもへこまない

こうした表記のルールは、すぐには覚えられなくても気にしないことです。

 

 

私も未だに、音楽理論の本を読んでいるとぐっすり眠れます。

 

使用例をいくつか載せましたが、見かけたときに、何度かここに戻ってきて、覚えていくと良いと思います。

 

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