ジャムセッションにはマナーがある
「セッションバーに行ってみたい!」と思っても、いきなり知らないところに飛び込んでいくのは不安ですね。
セッションバーに行く前に、ジャムセッションのマナーを学んでおきましょう!
こんにちは!サヤカです
ジャムセッションの「演奏の構成」とは?
今回のテーマは「演奏の構成」
セッションには、シンプルなコード進行やリフ(簡単な繰り返しフレーズ)のみを決めて遊ぶ「フリーセッション」というスタイルと、有名曲(スタンダード・ナンバー)を使って、セッションを楽しむスタイルがあります。
今回は、スタンダード・ナンバーでのセッションの楽しみ方として演奏の構成を解説します。
セッションのスタンダード・ナンバー「Stand By Me」
今回紹介する曲は「Stand by Me」
ベン・E・キングの名曲。
1961年にヒットして以来、セッションのスタンダードナンバーとして親しまれています!
誰もが一度は、テレビなどで耳にしたことがあるのでは無いでしょうか?
1曲の全体の流れ
実際の動画のセッションの流れを解説していきます。
イントロ
↓
前テーマ(歌など)
↓
アドリブ×◯回
↓
後テーマ
↓
エンディング
の流れが基本となります
この曲の場合は、イントロはベースが入ることが多いですね。
※曲によって、イントロのルールは変わります。
1人1人のアドリブを取る尺の長さには、決まりがありません。
Stand By Meは8小節で1コーラスという単位ですので、8小節×自分の弾きたい回数が自分のソロの尺になります。ですので、ソリスト(ソロをとる人)の展開によって、長さは変わってきます!(ただし長すぎるソロは、モテませんよ!笑)
前・後テーマとは
歌メロ部分を「テーマ」と呼びます。
Stand By Meでは、テーマの長さは前テーマでは、Aメロ×2回、サビ2回が基本となります。
後テーマは、Aメロ×2回の後、サビは気が済むまで(笑)盛り上げましょう!
Aメロとサビのコード進行は同じ!
8小節で1コーラスとなっています
ちなみにコード進行はこちら!(原曲とキーは異なります)
ソロの交代は、どんなタイミングで?
「アドリブの尺の長さは自由」
では、ソロの終わり・交代のタイミングをどうすればいいのでしょうか?
「テーマは何回繰り返して、私はアドリブを8コーラスやるから…君は…」
みたいな記憶勝負ではありません(笑)
その答えは「アイコンタクト」です
もちろん、「そろそろ終息に向かうよ〜」というフレーズを弾くことも、もちろん大事ですが、これだけだと、100%意思が通じるとは限りませんよね。
そうすると、「あれ?私はアドリブもう終わりだけど…次のアドリブ…誰??」という、ちょっと気まずい感じになります(笑)
なので、「もう終わりだよ〜」という意味を込めて、次のアドリブを取る人に目線を送ります
こうすることで、譜面がなくても、止まらずスムーズにアドリブをつないでいくことができるのです
ちなみに、アイコンタクトを送るタイミングというのも重要で、「はい!ここで、終わり!」という最後の小節でアイコンタクトを出しても、周りは反応できません。
そろそろ終わろうかな…と思ったら、終わりから4小節前くらいに周りにアイコンタクトで知らせてあげると、バンド全体で終わりを予測できるのでベストですね!