どうする?アンプのセッティング〜音作りのヒケツ〜

アンプとは?

アンプのセッティングの話に入る前に

アンプとはナニモノなのか!?から

理解していきましょう。

 

エレキギターを演奏するために

ギター同様に欠かせない存在であるのが

アンプですね。

 

エレキギターはアンプと繋いで

一つの楽器と捉えてもいいでしょう。

 

エレキギターだけでは、

大きな音は得られません。

アンプにつなぐことで、

大きな音を出すことができます。

 

「アンプ」という言葉は、

「アンプリファイヤー(amplifier)」

の略で、増幅器という意味です。

 

音を増幅(大きく)する機械ということですね

 

トランジスタアンプと真空管アンプ

ギターアンプは、

音を増幅させる仕組みの違いで

主に2種類に分けることができます。

 

真空管で増幅する「真空管アンプ」と

トランジスタ(半導体)で増幅する

「トランジスタアンプ」です

 

真空管アンプの取扱い注意!

スタジオに置かれている

Fenderのアンプ(ツインリバーブなど)や

Marshallのアンプは、

真空管アンプ(チューブアンプとも言います)の

類です。

 

この真空管アンプの大きな特徴として、

「電源(Power)」

「スタンバイ」の2つが用意されています。

 

真空管アンプは、使用前に

電源を入れ、真空管を温める工程が必要です。

 

電源を入れ、3分ほどしてから、

スタンバイをONにしましょう。

 

スタンバイをONにするまでは、

音が鳴ることはありません。

シールドの抜き差しは、

電源を切らず、スタンバイをOFFにして行います。

 

電源を切る時も、

真空管を冷ます工程が必要なので、

スタンバイをOFFにして

3分ほどしてから電源をOFFにします。

 

イコライザー(EQ)のセッティング

 

アンプにはボリューム以外に

倍音の出方を音域ごとに

増幅・カットすることができます。

 

・低音域:Bass

・中音域:Middle

・高音域:Treble

(超高音域:Presence)

 

多くのギターアンプはこの3〜4つの

トーンコントロールがついていて、

それぞれの帯域を調整できるようになっています。

 

これらをイコライザー(EQ)とも呼びます。

 

カタカナで書くと難しく聞こえますが、

イコールにする=均一化する

という意味から来ています。

 

といっても、何かを均一にする、

というより、音作りに活用されています。

 

なぜ調整するの?

さて、倍音を調整することで何が起こるのか?

 

答えは

音色(トーン)が変化します。

 

試しに一度、

自分のギターアンプでも試してみましょう。

 

Bass→Treble→Middle

(低音域→高音域→中音域)

の順で動かしていきます。

 

自分の耳でセッティングしよう!

1:Bassの設定

3つのツマミをゼロにして、

Bassだけを0→10へと動かしながら、

6弦を鳴らして聴いてみましょう。

 

どんどん

もわ〜〜〜〜っとした感じが

強くなりますね!

 

低音域の倍音が出すぎていると、

バンドの中の他の低音の楽器

(ベース・ドラムなど)と干渉し、

音抜けが悪くなります。

 

低すぎると、スカスカとした感じで

軽い音になってしまいます。

 

目盛りの0〜10まで、

どんな変化があるのか聴いて、

ぼわっとしないところで止めます。

2:Trebleの設定

高音域(Treble)は、

Bassとは逆に高い音を際だたせるので、

上げすぎると耳に痛い音になります。

 

これは、耳が育っていない人でも

変化に気づきやすいです。

 

これは、1弦を鳴らしながら

目盛りの0〜10まで上げ下げして、

自分の耳で変化を聴きましょう。

 

音が抜けてきた、また、

輪郭がくっきりしてきた、

というところで止めます。

 

3:Middleの設定

最後に、Middleを設定していきます。

 

BassやTrebleに比べて、

ちょっとわかりづらい変化かもしれません。

 

同じように0〜10まで

上げ下げして聴いてみましょう。

3〜4弦あたりを鳴らしながら、音を聴きます。

 

Middleを上げることで、

明るい・あたたかい印象になります。

 

これも上げすぎると、

少々音の輪郭がぼやけますので、

耳で、ちょうどいいところを聴きましょう。

 

このように音色(トーン)を

変えることができます。

 

数字に騙されるな!

トーンコントロールには、

数字で目盛りがついています

 

「こんなに小さくていいのかな」

「こんなに大きくていいのかな」

などと数字に左右されず、

自分の耳を信じて、セッティングすることが大切です。

 

特に、トーンのセッティングは

お金がかからず、色々と試せるわけですから、

どんどん実践していきましょう。

 

スタジオに入ろう!

ギターは家で練習できてしまいますが、

しっかりと大きな音を出して

練習する環境がない場合は

スタジオに入ることをオススメします。

 

曲を覚える練習時間だけでなく、

音色を聴く時間をつくりましょう!

 

悪い音作り

私もギター始めたての頃は、

どうセッティングするのか、

知りませんでしたが(笑)

結構、このセッティングが

適当な人は多いです^^;

 

よくある悪い例が、

あのプレイヤーのセッティングはこう!!

みたいなものをネットで調べて、

そのまま真似してしまうパターン

 

音色を決定づけているものは

アンプだけではありません。

 

演奏する右手のタッチ

欠かせない要素です。

 

ばちーん!と乱暴に弾けば、

どんなにいいセッティングをしても

キレイな音は得られません。

 

セッティングの極意

自分のギター

つなぐシールド

自分のタッチ

そしてアンプ

掛け合わせで音色はできているわけですから

 

どこか1つだけ真似したところで

同じような音が得られることはありません。

 

大事なことは、

どこかに××って書いてあったから、

を鵜呑みにせず、

自分の耳で判断すること

です

 

きれいな音が鳴るだけでも

演奏する自信が段違いに変わります。

 

一気に聴いて欲しい!

という気持ちが湧いてくるでしょう。

 

アンプは耳で調整!

ぜひ、トライしてください(^^)

 

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