「分析」に役立つ音楽理論
今回は、コード進行を分析するために
役に立つ「ナンバー・システム」
についてお話していきます。
コード進行を分析できると、
・感覚的に聴きやすくなる
・移調できる(キーを変えられる)
・コード的なアプローチをする
アドリブに役に立つ
というメリットがあります。
コードを分析する
「ナンバー・システム」を
おさえていきましょう。
こんにちは!
アドリブの専門家
島田沙也加です
「ナンバー・システム」とは
「ナンバー・システム」というのは、
ダイアトニック・コードに対し、
ローマ数字を当てはめて、
分析する方法です。
▼ダイアトニックコードとは?
http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/2016/05/15/post-2097/
なぜローマ数字に置き換える?
重要なことは、
キーが変わっても、
コードの性格(機能)は
変わらない
ということ。
例えば、
1番目(Ⅰ)のコードは
・メジャーコード
・落ち着きコード
2番目(Ⅱm)のコードは
・マイナーコード
・盛り上がりコード
であるという特徴は、
キーが変わっても変わらない、
ということです。
http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/2015/09/14/post-728/
徹底比較!「キーC」VS「キーF」
と、説明してきましたが、
言葉で覚えることは
音楽理論の覚え方として
よくありません。
聴いてみて、
自分の感覚と理論を
リンクさせることが
音楽理論習得のコツです。
ポップスや
また、ジャズでも多用される
「Ⅰ-Ⅵm-ⅡmーⅤ」
というコード進行を
キーFと場合とキーCの場合で
聴き比べてみましょう。
1)キーCの場合
:C-Am-Dm-G
2)キーFの場合
:F-Dm-Gm-C
同じような、
落ち着き・盛り上がりの
コードの波が
聞こえてくると思います
コードの聴き方
「コードの耳コピができません」
という方は多くいらっしゃいます。
前述した通り、
コードはキーが変わると、
性格(機能)が変わってしまいます。
キーCでは、
落ち着きコードだった「C」も
キーFでは、
盛り上がりコードです。
性格を聞き取ることができずに、
コードを探しているとしたら、
難易度はウルトラ級です(笑)
こうしたコードの性格を
まず聞くようにしてみましょう。
そもそも、
どうしてコードができるのかわからない…
という方はまず、メジャースケールから
チェックしてみてくださいね。
▼メジャースケールとは?
http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/2015/11/22/post-1180/
アドリブ音楽理論まとめ
http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/page-2579/
